【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法

Windows11
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WIN11でリモートデスクトップをしたい人
Win11で、リモートデスクトップを使いたいんだけど・・・。
設定とか、やり方がわからんわ。
だれか、リモートデスクトップで接続する方法を教えてよ。

 

はい、こんなWindows11のリモートデスクトップの悩みを解決します。

この記事では、Windows11で、リモートデスクトップ接続する方法を解説しています。

記事を読んだ結果は、以下です。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像1

こんな感じで、バッチリ解決できます。

では、どうぞ。

おりゃー!パワー全開!気合をいれるぜ

1.【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法(はじめに)

1-1.リモートデスクトップとは

リモートデスクトップとは、WindowsPCから、他のWindowsPCに接続し、遠隔操作するための、ツール・機能です。

※接続する側(クライアント)には、WindowsPC以外に、以下のデバイスなども使用可。

  • iPhone
  • Mac
  • Android など

自宅や会社の中だけ、といったローカルな環境での使用に加え、VPN接続と組み合わせて、テレワーク用途で使うこともあります。

Windows7,8,10などと同様に、Windows11でも、リモートデスクトップを利用できます。

また、リモートデスクトップに使用するソフトウェアやツールは、Windowsに初めから搭載済み。

(なので、無料です。)

イメージは、こんな感じ。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像2

今回は、以下を説明します。

1-2.【注意①】Windows11 Homeは、接続される側(ホスト)にはなれない。

Windows11 Proエディションは、

  • 接続する側(クライアント)
  • 接続される側(ホスト)

どちらにも、なることができます。

それに対して、Windows11 Homeエディションは、

  • 接続する側(クライント)には、なれます。
  • しかし、接続される側(ホスト )には、なれません。

こんなかんじ。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像3

Windows11 Homeでも、Windows11 proにアップグレードすれば、リモートデスクトップのホストとして、使用できます。

※別途ライセンスを購入する必要あり。

自分のWin11パソコンが、HomeなのかProなのか、わからない場合、以下の記事を参照して確認ください。

1-3.【注意②】インターネット経由で接続する場合は、VPNの仕組みが必要

通常、インターネット経由でリモートデスクトップ接続したい場合は、その前提として、VPNの仕組みが必要になります。

※VPN(Virtual Private Network)は、外出先などから、インターネット経由で、会社や自宅のネットワークに接続するための仕組み

VPNの仕組みがない場合、外出先などから、リモートデスクトップで接続しようとすると、

会社や自宅のネットワークの入口で、ファイアウォールに接続をブロックされます。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像4

そのため、以下のようなケースでは、Windowsのリモートデスクトップを使うことは諦めたほうがいいです。

  • 会社のパソコンに、インターネット経由でリモートデスクトップ接続したいが、VPNの仕組みが用意されていない
  • 自宅のパソコンに、インターネット経由でリモートデスクトップ接続したい

他の手段の検討をオススメします。

※自宅のネットワーク環境にはVPNの仕組みは通常ありません。自分でVPNを使える環境を構築することは可能ですが、ハードルは高いです。

他の手段として、無料で使えるアプリ・ツールを3つ紹介しておきます。

  • Chrome リモート デスクトップ
  • TeamViewer
  • クイックアシスト(Microsoft)

※ 「Chrome リモート デスクトップ」や「クイックアシスト」は、クライアントからホストへ接続するときに、ホスト側での操作が必要です。

では、次に、Windows11で、リモートデスクトップ接続されるための設定や、接続するための手順を説明します。

2.【Windows11】リモートデスクトップで接続されるための設定(接続を許可する)

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像5

Windows11のPCが、リモートデスクトップで接続されるためには、接続を許可するように、設定が必要になります。

以下の手順で行います。

※手順は管理者権限のあるユーザーで行ってください。

手順1. 画面下部の①スタートボタンをクリックし、②設定アイコンをクリックします。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像6

画面などは、ソフトのバージョンの違いなどにより、すこし異なることがあります。その場合は、適当に読み替えてください。

手順2. 右側にシステムの各項目が表示されるので、右のスクロールバーを①下方向にスクロールし、②「リモートデスクトップ」をクリック。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像7

手順3. リモートデスクトップのスイッチをオンに変更します。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像8

手順4.「リモートデスクトップを有効にしますか?」というメッセージが表示されるので、「確認」ボタンをクリックします。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像9

手順5. リモートデスクトップのスイッチが、①オンになっていることを確認し、表示されている②PC名をメモしておきます。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像10

手順6. つぎに、接続するときに使うので、接続先PCのIPアドレスを確認します。

リモートデスクトップの接続先を、IPアドレスを使って指定するため、確認しておきます。

※IPアドレスは、ネットワーク上で通信相手を識別するための番号のこと

確認手順は、以下です。

手順6-1. デスクトップ下部の①スタートボタンを右クリックし、②「ファイル名を指定して実行」をクリックします。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像17

※「ファイル名を指定して実行」は、以下のキーボード操作でも、起動できます。

  1. Windowsキーを押しながら、
  2. Rキーを押す

手順6-2. ①名前(O)の入力欄に「cmd」と入力して、②OKボタンをクリックします。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像18

手順6-3. コマンドプロンプトが起動するので、①「ipconfig」と入力して、②Enterキーを押します。

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手順6-4. 実行結果が表示されます。IPv4アドレスというところに、IPアドレスが表示されているので、メモしておきます。

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※接続先PCが、WiFiでネットワークに接続している場合は、Wireless LAN adapter~と記載されているところにあるIPv4アドレスをメモします。

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はい、これで、リモートデスクトップで接続されるための設定と、必要な情報の確認ができました。

【補足】管理者権限のないユーザーにもアクセスを許可する

接続される側(ホスト)のPCで、リモートデスクトップの許可を有効にしました。

※初期設定では、管理者権限のあるユーザーのみ、リモートデスクトップでアクセスできるようになっています。

しかし、管理者権限のないユーザーにも、リモートデスクトップでのアクセスを許可したい場合もあります。

管理者権限のないユーザーにも、アクセスを許可する場合、以下の手順で許可リストにユーザーを追加してください。

以下の手順を実施してください。

手順その1. (リモートデスクトップの設定画面で、) リモートデスクトップユーザーをクリックします。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像11

手順その2. 以下の画面が表示されるので、追加(D)ボタンをクリックします。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像12

手順その3.「ユーザの選択」というウィンドウが表示されるので、①ユーザー名を入力し、②名前の確認(C)をクリックします。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像13

※ユーザー名がわからない場合、以下を参照してください。

手順その4. ユーザー名が正しければ、①名前に下線が入ります。②OKボタンをクリックします。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像14

ユーザー名が正しくなかった場合は、「名前が見つかりません」というウィンドウが表示されます。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像15

手順その5. ①追加したユーザーが表示されていることを確認し、②OKボタンをクリックします。

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はい、これで管理者権限のないユーザーにも、リモートデスクトップのアクセスを許可できました。

その他の手順

リモートデスクトップで接続されるための設定についての説明は、これでおわりです。

3.【Windows11】リモートデスクトップで接続する手順

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像23

Windows11のPC(クライアント)から、リモートデスクトップで接続する手順を説明します。

以下の手順で行います。

手順1. デスクトップ下部の①スタートボタンを右クリックし、②「ファイル名を指定して実行」をクリックします。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像24

※「ファイル名を指定して実行」は、以下のキーボード操作でも、起動できます。

  1. Windowsキーを押しながら、
  2. Rキーを押す

手順2. ①名前(O)の入力欄に「mstsc /admin」と入力して、②OKボタンをクリックします。

mstscと/adminの間は半角スペース1個入力してください。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像25

( メモ )

「/admin」をつけることによって、管理者モードで、リモートデスクトップ接続できます。

管理者モードで接続すると、マシンの前に座って作業していたのと同じ環境に接続できて、便利です。

(接続先がパソコンの場合、つけなくても、ほとんどのケースで特に問題はありません。)

手順3. コンピューター(C)に①接続先PCのIPアドレスを入力し、②接続(N)ボタンをクリックします。

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手順4. ユーザー名に①接続先PCのユーザーアカウント名を入力し、次に②パスワードを入力、③OKボタンをクリックします。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像27

注意事項など

  1. 「このアカウントを記憶する」にチェックをつければ、次から、パスワード入力する手間が省けます。
  2. パスワードにPIN番号を入力するのはダメ。PIN番号ではなく元々のアカウントのパスワードを入力。
  3. 接続先PCで「パスワードを無し」に設定しているユーザーアカウントは使用できません。
  4. 接続先PCのユーザーアカウント名がわからない場合、以下を参照してください。

手順5. 以下のウィンドウが表示された場合、①「このコンピュータへの接続について今後確認しない(D)」にチェックをいれ、②はい(Y)ボタンをクリック。

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手順6. はい、これでリモートデスクトップで接続できました。

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※リモートデスクトップで接続できない場合は、以下を参照してください。

簡単に操作方法などの説明をしておきます。

【使い方1】リモートデスクトップの操作方法の説明

リモートデスクトップで接続したときの操作方法の説明です。

a) ウィンドウの最大化と、最大化を解除する方法

リモートデスクトップのウィンドウを最大化するには、ウィンドウの右上の最大化ボタンをクリックします。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像30

逆にウィンドウの最大化を解除するには、画面上部に表示されているバーの「元に戻す」ボタンをクリック。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像31

b) 表示サイズを変更する方法

表示サイズを変更するには、つぎの手順をおこないます。

  1. リモートデスクトップ接続の、上部のバーを右クリック
  2. 拡大にカーソルを合わせる
  3. 変更したい表示サイズをクリック
「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像32

また、リモートデスクトップ接続の上部のバーを右クリックした後、

  1. スマートサイズ指定(A)をクリックすれば、
  2. リモートデスクトップ接続のウィンドウサイズに、接続先PCの画面がピッタリ収まるように、自動で調節されます。
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c) リモートデスクトップ経由で、データをコピー&ペーストする

リモートデスクトップで接続しているコンピュータに、接続元のコンピュータのファイルやフォルダを、コピーすることもできます。

手順は簡単です。

  1. 接続元のパソコンで、ファイルをコピー
  2. 接続先のパソコンで、貼り付けするだけ

(こんな感じ)

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逆に、接続先のパソコンから、接続元のパソコンにコピーすることも、同じようにできます。

d) リモートデスクトップを切断する方法

リモートデスクトップを切断して、終了するには、以下の手順を行います。

  • リモートデスクトップが最大化している場合、上部のバーの×ボタンをクリックします。
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  • リモートデスクトップが最大化していない場合、タイトルバーの×ボタンをクリックします。
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※再度、リモートデスクトップで接続すれば、切断前と同じ画面にアクセスできます。

【使い方2】リモートデスクトップの接続情報を保存する

リモートデスクトップの接続情報(接続先・ユーザー名など)を、ファイルに保存しておくことができます。

※ファイルの種類は、リモートデスクトップファイルとなります。拡張子は「.RDP」。

デスクトップに保存しておけば、ファイルをダブルクリックするだけで、リモートデスクトップで接続できるので、便利です。

手順は以下です。

手順その1. (リモートデスクトップの接続先を指定する画面で、) オプションの表示(O)をクリックします。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像40

手順その2. ①コンピューター(C)に接続先PCのIPアドレスを入力、②「ユーザー名」に接続先PCのユーザーアカウントを入力後、③名前を付けて保存(V)をクリック。

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そのほかの項目を設定し、保存しておくこともできます。(画面タブで、画面サイズの設定を保存する、など)

手順その3. ①保存先にデスクトップなどを指定し、②任意のファイル名を入力後、③保存(S)ボタンをクリックします。

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手順その4. はい、これで、リモートデスクトップの接続情報ファイルが作成されました。

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手順その5.(ファイルから起動してみます。)接続情報ファイルをダブルクリックします。

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手順その6. (以下のウィンドウが表示された場合、)「このコンピューターへの接続について今後確認しない(O)」に①チェックをいれ、②接続(N)ボタンをクリック。

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手順その7. はい、これで、パスワードを入力して、OKボタンを押すだけで接続できます。

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※「このアカウントを記憶する」にチェックをつければ、次から、パスワードの入力も省略できます。

4.【Windows11】リモートデスクトップで接続できない場合の対処方法

リモートデスクトップで接続できない場合の対処方法を書いておきます。

おもな内容は以下です。

順番に説明します。

4-1. 接続先PCのファイアウォール設定を確認する

Windows11のファイアウォールの初期設定では、

リモートデスクトップで接続されることは、許可されていません。

そのため、これが原因で接続できない可能性はかなり高いです。

(サードパーティ製のウィルス対策ソフトがインストールされている場合を除く)

ウィルス対策ソフトの有無によって、少し事情(対処法)が異なります。

  • サードパーティ製のウィルス対策ソフトがインストールされていない場合
  • インストールされている場合

お使いのPCの環境に合った対処を行ってください。

a) サードパーティー製のウィルス対策ソフトがインストールされていない場合

Windows Defender ファイアウォールが、接続をブロックしている可能性があります。

以下の手順を実施して、リモートデスクトップが接続できるか、再度、確認してください。

接続される側のPC(ホスト)で、以下の手順を行います。

手順1. 画面下部の①スタートボタンをクリックし、②設定アイコンをクリックします。

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手順2. 左のメニューから、①「ネットワークとインターネット」をクリックし、②次にプロパティをクリックします。

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手順3. 右側の設定項目の領域を、①上方向にスクロールし、ネットワークプロファイルの種類を、②プライベートをクリックして選択。

はじめから、プライベートになっている場合は、なにもしなくても構いません。

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注意点

この設定変更によって、ネットワークプロファイルの種類がパブリックからプライベートに切り替わります。

セキュリティ的には弱くなるので、このパソコンを外出先などで使用する場合は、パブリックに戻して利用することをオススメします。

手順4.「ファイアウォールとセキュリティ設定の構成」をクリックします。

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手順5.「アプリを切り替えますか?」というメッセージが表示されるので、「はい」ボタンをクリックします。

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手順6. Windows セキュリティのウィンドウが立ち上がってくるので、「ファイアウォールによりアプリケーションの許可」をクリックします。

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手順7.「設定の変更(N)」をクリックします。

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手順8. アプリの一覧の中から、リモートデスクトップを探し、①プライベートにチェックを入れて、②OKボタンをクリックします。

※すでにプライベートにチェックが入っている場合は、問題ありません。そのままウィンドウを閉じてください。

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手順9. はい、これで、ファイアウォールの設定が完了しました。Windows11を再起動した後、リモートデスクトップ接続できるか確認してください。

以上です。

b) 接続先のPCに、サードパーティー製のウィルス対策ソフトがインストールされている場合

Windows11のファイアウォール機能よりも、 サードパーティー製の ウィルス対策ソフトのファイアウォール機能のほうが、通常、優先されます。

そのため、ファイアウォールが原因として考えられる場合は、

ウィルス対策ソフトが、リモートデスクトップ接続をブロックしていないか確認してください。

確認する主な方法は、以下です。

  • メーカーのヘルプデスクに問い合わせをする。
  • メーカーのホームページにアクセスし、サポート情報などを確認する。
  • ウィルス対策ソフトのファイアウォール機能をオフにする。(問題の切り分け)
  • ウィルス対策ソフトを一旦、アンインストールする。(問題の切り分け)

※ウィルス対策ソフトのファイアウォール機能をオフにした場合や、アンインストールした場合、

Windowsのファイアウォール機能が有効になり、それが接続をブロックすることもありえます。

その場合は、「a) サードパーティー制のウィルス対策ソフトがインストールされていない場合」の手順を実施してください。

4-2. 接続先PCの電源が、落ちていないか確認する

接続先のPCが、以下の状態になっている

  • 電源が落ちている
  • 休止・スリープ状態になっている

こうした場合は、リモートデスクトップで接続できません。

接続先のパソコンが、問題なく起動しているか確認してください。

4-3. ネットワークケーブルの接触不良

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像55

接続する側のPCと接続先のPCの間で、ネットワークケーブルの接触不良がおきている。

これは頻繁に起こります。

こういうケースは、大体ネットワークケーブルを差し直せば、解決します。

  • たまに、間にある通信機器(ルーターとかハブ)や、ネットワークケーブル自体に問題があるケースもあります。
  • Wi-Fi(無線Lan)を使っている場合は、Wi-Fiの機器を電源オン/オフで改善するケースも多いです。

4-4. 接続先PCのIPアドレスが異なっている

接続先のIPアドレスが原因で、接続できないこともあります。

  • 接続先PCのIPアドレスを、間違えて入力している
  • 接続先PCのIPアドレスが、変わってしまっている

接続先PCのIPアドレスをもう一度確認し、誤りがないかチェックしてください。

また、接続先PCのIPアドレスがよく変わる場合は、コンピューター名を入力して接続できないか試してみてください。

・接続先を指定する画面で、IPアドレスの代わりにコンピューター名を入力する。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像56

※接続先PCのコンピューター名がわからない場合、以下を参照ください。

4-5. 接続先PCのユーザーアカウントのパスワードの入力が間違っている

パスワード入力の間違いも多いです。

よくあるケースについて、説明します。

a) CapsLockキーがオンになっている

CapsLockキーがオンになっていて、パスワードが間違って入力されていることがあります。

その場合、CapsLockをオフにして再度パスワードを入力してください。

  1. Shiftキーを押しながら、
  2. CapsLockキーを押す
  3. CapsLockがオフになる
「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法」説明用画像57

※ノートパソコンの場合、NumLockのOn/Offが原因で意図せぬ文字が入力されているというケースも多いです。

b) PINコードを入力している

リモードデスクトップで接続するときに入力するパスワードは、PINコードではありません。

ユーザーアカウントの元々のパスワードを入力してください。

※Microsoftアカウントで接続する場合は、 Microsoftアカウントのパスワードになります。

c) ユーザーアカウントにパスワードが設定されていない

リモートデスクトップでは、パスワードが設定されていないユーザーアカウントを使って、接続することはできません。

接続先PCで、ユーザーアカウントにパスワードを設定したのち、再度リモートデスクトップ接続できるか確認してください。

※Win11PCのパスワードの設定方法は、以下を参照すれば、確認できます。

4-6. VPNの接続が確立していない

通常、インターネット経由でリモートデスクトップ接続する場合、VPNの仕組みが必要になります。

インターネット経由で、リモートデスクトップ接続ができない場合は、

  • VPNの仕組みがある場合は、まず、VPN接続が確立しているか確認したのち、再度リモートデスクトップ接続を試してください。

  • VPNが仕組みがない場合は、インターネット経由で、リモートデスクトップで接続することは、通常できません。別のツールを使うなど検討してください。

5.【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法(まとめ)

今回、紹介した内容は以下でした。

今回、リモートデスクトップの説明をしましたが、用途によっては、共有フォルダに接続すれば十分なケースもあると思います。

Win11で、共有フォルダを作成する方法も以前に書いています。興味のある人はご参照ください。

今回の内容が、少しでも役に立った、解決したという方がいれば幸いです。

「【Windows11】リモートデスクトップで接続する方法 」はこれで終わりです。

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