WIN11でコマンドプロンプトを起動したい人
起動方法がよくわからないな。
Win11でコマンドプロンプトを起動する方法を教えてよ。
はい、こんなコマンドプロンプト(Command Prompt)の悩みを解決します。
この記事では、Windows11で、コマンドプロンプトを起動する方法を解説しています。
以下のどちらも説明
- 普通に起動する方法
- 管理者として起動する方法
この記事を読んだ結果は、以下です。
こんな感じで、バッチリ解決できます。
では、どうぞ。
おりゃー!パワー全開!気合をいれるぜ!
【目次】
1.【windows11】コマンドプロンプト(Command Prompt)を起動する方法(はじめに)
★コマンドプロンプト(英:Command Prompt) は、Windowsに標準で搭載されている、コマンドでOSを操作するためのツールです。
※同じようなコマンドでOSを操作するツールとして、PowerShellが、Windows7から搭載されています。
しかし、使いやすい操作性などから、コマンドプロンプトは根強い人気があります。
★ どちらかといえば、エンジニア寄りのツールになり、様々な用途に使用されます。
例えば、以下など
- IPアドレスなど、ネットワーク関連の情報を確認する
- OSの設定を変更する
- フォルダやファイルを管理する など
もちろん、これまでのWindows7,8,10などと同様に、Windows11でも、コマンドプロンプトは使用できます。
★コマンドプロンプトには、以下、2種類の起動モードがあり、
Windows11の設定を変更する場合などは、管理者モードで起動する必要があります。
この記事では、このコマンドプロンプト(Command Prompt)を起動する方法について、説明しています。
★説明する内容の詳細は、以下です。
※通常モードで開く方法と、管理者モードで開く方法を分けて記載。
(また、補足として、ショートカット・ピン留めの作り方も書いておきました。)
★今後、コマンドプロンプトを使うことは無さそう、という人は、以下どちらかの方法で起動すれば、大丈夫です。
★通常モードで起動する方法だけ知りたいとか、管理者モードで起動する方法だけ知りたいという人は、以下のどちらかを見てください。
★基本的には、全体的に、ざっと目を通して、自分に合った方法をみつけてもらうのがオススメです。
(そのほうが、長い目でみれば効率的かと)
※PowerShellを起動する方法も、別の記事で書いています。興味のある人は参照ください。
では、順番に説明していきます。
2. コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動する方法
★ コマンドプロンプトを、通常モードで起動する方法の説明です。
※ユーザー管理やOSの設定変更などをしない場合、通常モードで起動するのが一般的
★ 内容は以下です。
上から3つ目までの方法が、よく使われる起動方法かなと思います。
では、順番に説明します。
2-1. スタートメニューの「すべてのアプリ」から、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動する方法
★ コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動するオーソドックスな方法です。
※とりあえずコマンドプロンプトを起動できればいい、という人にオススメ
★ 起動の手順は、以下です。
手順1. 画面の下部にある、①スタートボタンをクリックし、次に②「すべてのアプリ」をクリックします。
手順2. アプリの一覧の中にある「Windows ツール」をクリックします。
※「W」欄にあります。
メモ
Windows10だと、コマンドプロンプトは「Windows システム ツール」の中に入っていました。
しかし、Windows11になり、「Windows システム ツール」は無くなりました。
(そのため、配置されている場所が変わっています。)
手順3. いろんなWindowsのツールが表示されるので、その中にある「コマンドプロンプト」をダブルクリックします。
手順4. はい、これでコマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動できました。
では、次の起動方法を説明します。
2-2.「ファイル名を指定して実行」から、 コマンドプロンプト(Command Prompt) を、通常モードで起動する方法
★「ファイル名を指定して実行」を起動して、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで開きます。
※この方法で、起動する人は多いです。
★ 起動する手順は以下になります。
手順1. デスクトップ下部の①スタートボタンを右クリックし、②「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
※「ファイル名を指定して実行」は、以下のキーボード操作でも、起動できます。
- Windowsキーを押しながら、
- Rキーを押す
手順2. ①名前(O)の入力欄に「cmd」と入力して、②OKボタンをクリックします。
※「cmd.exe」と入力しても大丈夫です。
手順3. はい、これで、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動できました。
では、次の手順を説明します。
2-3. 検索機能を使って、 コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動する方法
★ Windows11の検索機能を使って、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動する方法です。
検索機能をよくつかう人に適した方法
★「ファイル名を指定して実行」を使う方法もそうなのですが、
キーボード操作に向いている、というメリットがあります。
(そういうわけで、キーボードだけで操作する感じで、手順を説明します。)
★ では、以下、手順です。
手順1.(Windows11が立ち上がっている状態で)①キーボードから、Windowsキーを押します。その結果、②スタートメニューが起動します。
手順2. スタートメニューが起動している状態で、そのまま、「cmd」とキーボードから入力します。(検索結果に「コマンドプロンプト」が表示されます)
※スタートメニューが表示されている状態で、キーボードから「cmd」と入力すれば、勝手に検索窓に「cmd」と入力されます。
メモ
入力する文字については、「コマンドプロンプト」でも大丈夫です。
PCの環境によりますが、以下でも、問題ないと思います。
- 「コマンド」
- 「cm」
- 「com」 など
手順3. この状態で、Enterキーを押します。これでコマンドプロンプト(Command Prompt)が起動します。
手順4. はい、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動できました。
では、次の起動方法を説明します。(どんどん、いきます。)
2-4. エクスプローラから、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動する方法
★ エクスプローラのアドレスバーから、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで開く方法です。
★ この方法で起動すると、 エクスプローラで開いていたフォルダが、
コマンドプロンプトのカレントディレクトリになります。
メモ
カレントディレクトリとは、現在、選択されているフォルダのこと。
※この方法は憶えておくと、ちょっと便利かもしれません。
★ 以下、手順です。
手順1.(Windows11が立ち上がっている状態で)キーボードから、①Windowsキーを押しながら、②Eキーを押します。
手順2. エクスプローラが起動するので、アドレスバーに「cmd」と入力し、Enterキーを押します。
手順3. はい、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動できました。
【備考】この方法で起動した場合、エクスプローラのフォルダが、コマンドプロンプトのカレントディレクトリになります。
※カレントディレクトリは、現在、選択されているフォルダのことだと思ってください。
こんな感じです。
たしかに、ちょっと便利かもしれませんね。
※カレントディレクトリを変更するには、cdコマンド。カレントディレクトリのフォルダの中身を確認するには、dirコマンドを使用します。
では、次の起動方法を説明します。
2-5. タスクマネージャーから、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動する方法
★ Windows11のタスクマネージャーから、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで開く方法です。
※一般的な方法ではありません。ただし、用途によっては使えるかも。
★ 以下、手順です。
手順1. Windows11にログオンしている状態で、「Ctrl + Alt + Delete」を押します。
※キーの配置は、お使いのキーボードによって、若干異なる場合があります。
手順2. 以下のメニューが表示されるので、タスクマネージャーをクリックします。
手順3. タスクマネージャーが起動するので、「新しいタスクを実行する」をクリックします。
手順4.「新しいタスクの作成」という画面が表示されるので、①「cmd」と入力して、②OKをクリックします。
※ここで、「cmd.exe」と入力した場合でも、起動できます。
手順5. はい、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動できました。
では、次の起動方法を説明します。
2-6. PowerShellから、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動する方法①
★ Windows11のPowerShellから、コマンドプロンプトを、通常モードで開く方法を説明します。
※次の項でも、PowerShellから起動する方法を説明しますが、こちらの方法の方がシンプルです。
★ 以下、手順です。
手順1. デスクトップ下部の①スタートボタンを右クリックし、②「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
※「ファイル名を指定して実行」は、以下のキーボード操作でも、起動できます。
- Windowsキーを押しながら、
- Rキーを押す
手順2. ①名前(O)の入力欄に「powershell」と入力して、②OKボタンをクリックします。
手順3. PowerShell が起動するので、①上部にある「V」マークをクリックし、②「コマンドプロンプト」をクリック。
手順4. はい、これで、コマンドプロンプトを、通常モードで起動できました。
では、次の起動方法を説明します。
2-7. PowerShellから、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動する方法②
★ Windows11のPowerShellから、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで開く方法です。
※開くというより、画面をコマンドプロンプトに切り替えるというイメージ
★ こういう流れです。
- PowerShellを通常モードで起動
- コマンドプロンプトに画面を切り替え
- 通常モードでコマンドプロンプトが使用できる
PowerShellをよく使う人は、憶えておくと便利かも。
★ 以下、手順です。
手順1. デスクトップ下部の①スタートボタンを右クリックし、②「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
※「ファイル名を指定して実行」は、以下のキーボード操作でも、起動できます。
- Windowsキーを押しながら、
- Rキーを押す
手順2. ①名前(O)の入力欄に「powershell」と入力して、②OKボタンをクリックします。
手順3. PowerShell が起動するので、①「cmd」と入力して、②Enterキーを押します。
※ここで、「cmd.exe」と入力した場合でも、大丈夫です。
手順4. はい、コマンドプロンプト(Command Prompt)に切り替わりました。
※画面の感じが、PowerShellのままなので、ちょっとわかりにくいですが、コマンドプロンプトに切り替わっています。
- 行の頭に、「PS」とついている場合、PowerShell
- 「PS」と、ついていなければ、コマンドプロンプト
【備考】元のPowerShellに戻す方法
★ コマンドプロンプトに切り替えた後、元のPowerShellに戻したくなった場合は、
「exit」と入力
これで、PowerShellに戻すことができます。
★ 以下の手順を実行します。
手順その1. コマンドプロンプトに切り替わっている状態で、①「exit」と入力し、②Enterキーを押します。
入力するコマンドは、「exit」ではなく、「powershell」と入力しても大丈夫。
※ただし、基本的には、「exit」を使ったほうがいいかもしれません。
(若干、動作が安定しているかも)
手順その2. はい、これで、PowerShellに戻りました。
では、次の起動方法を説明します。
2-8.「ターミナル」から、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動する方法
★ Windows11の「ターミナル」から、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで開く方法です。
※「ターミナル」は、つぎのようなアプリを、複数、同時に使いたいときに便利なツール
- コマンドプロンプト
- PowerShell など
★ 以下、手順です。
手順1. デスクトップ下部の①スタートボタンを右クリックし、②「ターミナル」をクリックします。
手順2. ターミナルが起動するので、ウィンドウ上部にある①「v」マークをクリックし、②コマンドプロンプトをクリックします。
手順3. はい、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動できました。
では、次の方法を説明します。
2-9. 実行ファイルから、直接、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動する方法
★ コマンドプロンプト(Command Prompt)の実行ファイルから、直接、通常モードで起動する方法です。
- エクスプローラを起動
- コマンドプロンプトの実行ファイルがある場所に移動
- 実行ファイルをクリック
※この方法は、普通はあまり使わないとは思いますが、一応、説明しておきます。
★ 以下、手順です。
手順1.(Windows11が立ち上がっている状態で)キーボードから、①Windowsキーを押しながら、②Eキーを押します。
手順2. エクスプローラが起動するので、「C:\Windows\System32」に移動します。
手順3.「cmd.exe」をダブルクリックで開きます。
(.exeは、お使いのOSの設定によって、表示されない場合があります)
手順4. はい、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、通常モードで起動できました。
これで、コマンドプロンプトを、通常モードで起動する方法の説明はおわりです。
(目次でいうと、2.の項までが終わりました。)
【目次】
続いて、管理者モードで起動する方法を説明します。
3. コマンドプロンプト(Command Prompt)を、管理者モードで起動する方法
★ Windows11で、コマンドプロンプトを管理者モードで起動する方法を説明します。
※Windows11の設定を変更する場合などは、管理者モードで起動する必要があります。
★ 管理者モードで起動する方法がいろいろあり、今回、以下を説明します。
上の3つあたりが、よく使われる方法かと思います。
★ 順番に説明していきます。
※管理者モードで起動するには、管理者権限をもつユーザーで操作を行う必要があります。
3-1. スタートメニューの「すべてのアプリ」から、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、管理者モードで起動する方法
★ コマンドプロンプトを、管理者モードで起動するオーソドックスな方法です。
※とりあえずコマンドプロンプトを管理者モードで起動できればいい、という人にオススメ
★ 以下の手順で起動します。
手順1. 画面の下部にある、①スタートボタンをクリックし、次に②「すべてのアプリ」をクリックします。
手順2. アプリの一覧の中にある「Windows ツール」をクリックします。
※「W」欄にあります。
メモ
Windows10だと、コマンドプロンプトは「Windows システム ツール」の中にありました。
しかし、Windows11になり、「Windows システム ツール」は無くなっています。
(そのため、配置されている場所も変わっています。)
手順3. いろんなWindowsのツールが表示されるので、①その中にある「コマンドプロンプト」を右クリックし、②「管理者として実行」をクリックします。
手順4.「このアプリがデバイスに変更を~」というメッセージが表示された場合、「はい」ボタンをクリックします。
手順5. はい、これでコマンドプロンプト(Command Prompt)が、管理者モードで、起動できました。
管理者モードの場合、タイトルバーに「管理者」と表示されます。
※ここで、管理者モードかどうか判断が可能。
では、つぎの起動する方法を説明します。
3-2.「ファイル名を指定して実行」から、 コマンドプロンプト(Command Prompt) を、管理者モードで起動する方法
★「ファイル名を指定して実行」を起動して、コマンドプロンプトを、管理者モードで開きます。
※結構、使う人の多い方法
★ 手順は以下になります。
手順1. デスクトップ下部の①スタートボタンを右クリックし、②「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
※「ファイル名を指定して実行」は、以下のキーボード操作でも、起動できます。
- Windowsキーを押しながら、
- Rキーを押す
手順2.「ファイル名を指定して実行」が立ち上がってくるので、名前(O)の入力欄に、「cmd」と入力します。
※「cmd.exe」と入力しても大丈夫。
手順3. ①キーボードから、「Ctrl」キーと「Shift」キーを押しながら、②「ファイル名を指定して実行」のOKボタンをクリックします。
※最後は、OKボタンをクリックではなく、Enterキーを押しても構いません。
手順4.「このアプリがデバイスに変更を~」というメッセージが表示された場合、「はい」ボタンをクリックします。
※以下でも同じ操作が行えます。
- キーボードから、「←」を押した後、
- Enterキーを押す
手順5. はい、これで、コマンドプロンプト(Command Prompt)が起動できました。
管理者モードの場合、タイトルバーに「管理者」と表示されます。
※ここで、管理者モードかどうか判断が可能。
では、次の方法を説明します。
3-3. 検索機能を使って、 コマンドプロンプト(Command Prompt)を、管理者モードで起動する方法
★ Windows11の検索機能を使って、コマンドプロンプトを起動する方法です。
※検索機能をよくつかう人に適した方法
★「ファイル名を指定して実行」を使う方法もそうなのですが、
キーボード操作に向いている、というメリットがあります。
(そういうわけで、キーボードだけで操作する感じで、手順を説明します。)
★ 以下、手順です。
手順1.(Windows11が立ち上がっている状態で)①キーボードから、Windowsキーを押します。その結果、②スタートメニューが起動します。
手順2. スタートメニューが起動している状態で、そのまま、「cmd」とキーボードから入力します。(検索結果に「コマンドプロンプト」が表示されます)
※スタートメニューが表示されている状態で、キーボードから「cmd」と入力すれば、勝手に検索窓に「cmd」と入力されます。
メモ
入力する文字については、「コマンドプロンプト」でも大丈夫です。
PCの環境によりますが、以下でも、問題ないと思います。
- 「コマンド」
- 「cm」
- 「com」 など
手順3. この状態で、キーボードから、①CtrlキーとShiftキーを押しながら、②Enterキーを押します。
※検索結果に表示されている「管理者として実行」をクリックしても、管理者モードで起動できます。
手順4.「このアプリがデバイスに変更を~」というメッセージが表示された場合、「はい」ボタンをクリックします。
※以下でも同じ操作が行えます。
- キーボードから、「←」を押した後、
- Enterキーを押す
手順5. はい、コマンドプロンプト(Command Prompt)が、管理者モードで起動できました。
管理者モードの場合、タイトルバーに「管理者」と表示されます。
※ここで、管理者モードかどうか判断が可能。
では、次の方法を説明します。
3-4. タスクマネージャーから、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、管理者モードで起動する方法
★ Windows11のタスクマネージャーから、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、管理者モードで開く方法です。
※一般的な方法ではありません。ただし、用途によっては使えるかも。
★ 手順を説明します。
手順1. Windows11にログオンしている状態で、「Ctrl + Alt + Delete」を押します。
※キーの配置は、お使いのキーボードによって、若干異なる場合があります。
手順2. 以下のメニューが表示されるので、タスクマネージャーをクリックします。
手順3. タスクマネージャーが起動するので、「新しいタスクを実行する」をクリックします。
手順4.「新しいタスクの作成」という画面が表示されるので、①「cmd」と入力して、②「このタスクに管理者特権を~」にチェックをつけます。
※ここで、「cmd.exe」と入力した場合でも、起動できます。
手順5. OKボタンをクリックします。
手順6. はい、コマンドプロンプト(Command Prompt)が、管理者モードで起動できました。
[備考】以下の手順でも、管理者モードで起動できます。
★ タスクマネージャーから、コマンドプロンプトを管理者モードで起動させたいとき、以下の手順を使用することもできます。
※先ほど説明した手順より、ちょっと速く起動できます。
手順その1. まず、タスクマネージャーを表示します。
手順その2. ①キーボードから、「Ctrl」キーと「Shift」キーを押しながら、②「新しいタスクを実行する」をクリックします。
手順その3. はい、コマンドプロンプト(Command Prompt)が、管理者モードで起動できました。
管理者モードの場合、タイトルバーに「管理者」と表示されます。
※ここで、管理者モードかどうか判断が可能。
では、次の方法を説明します。
3-5. PowerShellから、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、管理者モードで起動する方法
★ Windows11のPowerShellから、コマンドプロンプトを、管理者モードで開く方法です。
※開くというより、画面をコマンドプロンプトに切り替えるというイメージ
★ こういう流れです。
- PowerShellを管理者モードで起動
- コマンドプロンプトに画面を切り替え
- 管理者モードでコマンドプロンプトが使用できる
PowerShellをよく使う人は、憶えておくと便利かも。
★ 以下、手順です。
手順1. デスクトップ下部の①スタートボタンを右クリックし、②「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
※「ファイル名を指定して実行」は、以下のキーボード操作でも、起動できます。
- Windowsキーを押しながら、
- Rキーを押す
手順2.「ファイル名を指定して実行」が立ち上がってくるので、名前(O)の入力欄に、①「powershell」と入力します。
※「powershell.exe」と入力しても大丈夫。
手順3. ①キーボードから、「Ctrl」キーと「Shift」キーを押しながら、②「ファイル名を指定して実行」のOKボタンをクリックします。
※最後は、OKボタンをクリックではなく、Enterキーを押しても構いません。
手順4.「このアプリがデバイスに変更を~」というメッセージが表示された場合、「はい」ボタンをクリックします。
※以下でも同じ操作が行えます。
- キーボードから、「←」を押した後、
- Enterキーを押す
手順5. PowerShellが、管理者モードで起動するので、①「cmd」と入力して、②Enterキーを押します。
※ここで、「cmd.exe」と入力した場合でも、大丈夫。
手順6. はい、これで、管理者モードのコマンドプロンプト(Command Prompt)に切り替わりました。
※画面の感じが、PowerShellのままなので、ちょっとわかりにくいですが、コマンドプロンプトに切り替わっています。
- 行の頭に、「PS」とついている場合、PowerShell
- 「PS」がついていなければ、コマンドプロンプト
ちなみに、
- タイトルバーに管理者と表示されていれば、管理者モード
- 表示されていなければ、通常モード
【備考】元のPowerShellに戻す方法
★ コマンドプロンプトに切り替えた後、元のPowerShellに戻したくなった場合、
「exit」と入力
これで、PowerShellに戻すことができます。
★ 以下の手順を実行します。
手順その1. コマンドプロンプトに切り替わっている状態で、①「exit」と入力し、②Enterキーを押します。
※入力するコマンドは、「exit」ではなく、「powershell」と入力しても大丈夫。
ただし、基本的に、「exit」を使ったほうがいいかもしれません。(若干、動作が安定しているかも)
手順その2. はい、これで、PowerShellに戻りました。
※最初にPowerShellを、管理者モードで起動しているので、
- コマンドプロンプトに切り替えても、管理者モードのまま
- その後、さらにPowerShellに戻しても、管理者モードのまま
では、次の方法を説明します。
3-6.「ターミナル」から、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、管理者モードで起動する方法
★ Windows11の「ターミナル」から、コマンドプロンプトを、管理者モードで開く方法です。
※「ターミナル」は、以下のようなアプリを、複数、同時に使いたいときに便利なツール
- コマンドプロンプト
- PowerShell など
★ こんな流れです。
- まず、「ターミナル」を、管理者モードで開く
- そのあと、「ターミナル」から、コマンドプロンプトを開く
★ 以下、実際の手順です。
手順1. デスクトップ下部の①スタートボタンを右クリックし、②「ターミナル(管理者)」をクリックします。
手順2.「このアプリがデバイスに変更を~」というメッセージが表示された場合、「はい」ボタンをクリックします。
手順3. ターミナルが起動するので、ウィンドウ上部にある①「v」マークをクリックし、②コマンドプロンプトをクリックします。
手順4. はい、コマンドプロンプト(Command Prompt)が、管理者モードで 起動できました。
管理者モードの場合、タイトルバーに「管理者」と表示されます。
※ここで、管理者モードかどうか判断が可能。
では、次の方法を説明します。
3-7. 実行ファイルから、直接、コマンドプロンプト(Command Prompt)を、管理者モードで起動する方法
★ コマンドプロンプトの実行ファイルから、直接、管理者モードで起動する方法です。
- エクスプローラを起動
- コマンドプロンプトの実行ファイルがある場所に移動
- 実行ファイルを、管理者として実行
※この方法は、普通はあまり使わないとは思いますが、一応、説明しておきます。
★ 以下、手順です。
手順1.(Windows11が立ち上がっている状態で)キーボードから、①Windowsキーを押しながら、②Eキーを押します。
手順2. エクスプローラが起動するので、「C:\Windows\System32」に移動します。
手順3.「cmd.exe」をクリックして、選択状態にします。
(.exeは、お使いのOSの設定によって、表示されない場合があります)
手順4. ①「cmd.exe」を右クリックし、表示されたコンテキストメニューから、②「管理者として実行」をクリックします。
手順5.「このアプリがデバイスに変更を~」というメッセージが表示された場合、「はい」ボタンをクリックします。
手順6. はい、コマンドプロンプト(Command Prompt)が、管理者モードで起動できました。
管理者モードの場合、タイトルバーに「管理者」と表示されます。
※ここで、管理者モードかどうか判断が可能。
これで、コマンドプロンプトを、管理者モードで起動する方法の説明はおわりです。
(目次でいうと、3の項が終わりました。)
【目次】
最後に補足として、ショートカットファイルと、ピン留めの作り方を説明します。
(簡単に起動できるようになり、楽です。)
4.【補足1】スタートメニューとタスクバーに、コマンドプロンプト(Command Prompt)のピン留めを作成する方法
★ スタートメニューとタスクバーに、コマンドプロンプトのピン留めを作成する方法について、説明しておきます。
※ピン留めは、ショートカットのようなものです。
ピン留めすることによって、コマンドプロンプトを楽に起動できます。
★ 以下、手順です。
手順1.(Windows11が立ち上がっている状態で)①キーボードから、Windowsキーを押します。その結果、②スタートメニューが起動します。
手順2. スタートメニューが起動している状態で、そのまま、「cmd」とキーボードから入力します。(検索結果に「コマンドプロンプト」が表示されます)
※スタートメニューが表示されている状態で、キーボードから「cmd」と入力すれば、勝手に検索窓に「cmd」と入力されます。
メモ
入力する文字については、「コマンドプロンプト」でも大丈夫です。
PCの環境によりますが、以下でも、問題ないと思います。
- 「コマンド」
- 「cm」
- 「com」 など
手順3. 表示されたメニューの中から、「スタートにピン留めする」か、「タスクバーにピン留めする」をクリックします。
※「スタートにピン留めする」をクリックした場合、スタートメニューにピン留めが作成されます。
手順4. はい、これでコマンドプロンプト(Command Prompt)のピン留めが作成されました。
・スタートメニューにピン留めした場合
スタートメニューの「ピン留め済み」の中に、コマンドプロンプトのアイコンが作成されます。
※おそらく、作成されるのはピン留め済みの2ページ目。
・タスクバーにピン留めした場合
タスクバーの中に、コマンドプロンプトのアイコンが作成されます。
作成されたコマンドプロンプトのピン留めをクリックすれば、コマンドプロンプトが起動します。
メモ
ピン留め内のアイコン位置は、ドラッグ&ドロップで変更できます。
必要に応じてコマンドプロンプトのアイコンの位置を調整してください。
ピン留めをクリックすると、コマンドプロンプトが、通常モードで起動します。
管理者モードで、起動したい場合は、以下を実施してください。
【備考】ピン留めから、管理者モードで、コマンドプロンプトを起動する方法
作成したピン留めから、コマンドプロンプトを管理者モードで起動する方法を説明します。
・スタートメニューのピン留めから、管理者モードで起動
以下の手順を実施します。
- キーボードから、CtrlキーとShiftキーを押しながら、
- スタートメニューのピン留めをクリック
これで、管理者モードで起動できます。
※おなじことは以下の手順でもできます。
- コマンドプロンプトのピン留めアイコンを右クリック
- 表示されたメニューから「管理者として実行」をクリック
- 管理者モードで起動します
・タスクバーのピン留めから、管理者モードで起動
以下の手順を実施します。
- キーボードから、CtrlキーとShiftキーを押しながら、
- ピン留めをクリックします。
はい、これで、管理者モードで起動できます。
では、次にショートカットファイルを作成する方法を説明します。
5.【補足2】デスクトップに、コマンドプロンプト(Command Prompt)のショートカットを作成する方法
★ デスクトップ上に、コマンドプロンプトのショートカットファイルを作成する方法を説明します。
※ショートカットファイルをダブルクリックするだけで、コマンドプロンプトを起動でき、手間が省けます。
★ 手順はこんな感じです。
手順1.(Windows11が立ち上がっている状態で)①キーボードから、Windowsキーを押します。その結果、②スタートメニューが起動します。
手順2. スタートメニューが起動している状態で、そのまま、「cmd」とキーボードから入力します。(検索結果に「コマンドプロンプト」が表示されます)
※スタートメニューが表示されている状態で、キーボードから「cmd」と入力すれば、勝手に検索窓に「cmd」と入力されます。
メモ
入力する文字については、「コマンドプロンプト」でも大丈夫です。
PCの環境によりますが、以下でも、問題ないと思います。
- 「コマンド」
- 「cm」
- 「com」 など
手順3. 検索結果に表示されている「ファイルの場所を開く」をクリックします。
手順4. エクスプローラが起動します。①「コマンドプロンプト」のショートカットファイルを右クリックして、②「コピー」アイコンをクリックします。
手順5. ショートカットファイルを、デスクトップに貼り付けます。①デスクトップのどこかを右クリックし、②貼り付けアイコンをクリック。
手順6. はい、デスクトップ上に、コマンドプロンプト(Command Prompt) のショートカットファイルが作成できました。
作成されたショートカットファイルを、ダブルクリックすれば、コマンドプロンプトが起動します。
コマンドプロンプトは、通常モードで起動します。
管理者モードで起動したい場合は、以下をおこないます。
[管理者モードで起動する手順]
- ショートカットファイルを右クリックし、
- 「管理者として実行」をクリック
これで管理者モードで、起動できます。
メモ
ショートカットファイルを、管理者モードで起動するように変更することも可能
(手順は、次の補足3に記載)
では、次に管理者モード用のショートカットファイルとピン留めの作成方法を説明します。
6.【補足3】管理者モードで起動する、ショートカット・ピン留めを作成する方法
★ 管理者モードで起動する、ショートカット・ピン留めを作成する方法を説明します。
★ 作成は、以下の流れで行います。
- コマンドプロンプトのショートカットファイルを、
- 管理者モードで起動するように変更
- 変更したショートカットファイルを、タスクバーにピン留め
★ 以下の手順を実施します。
手順1. デスクトップ上に作成した、コマンドプロンプトのショートカットファイルを右クリックします。
※コマンドプロンプトのショートカットファイルの作成方法がわからない場合は、補足2をみてください。
手順2. コンテキストメニューが表示されるので、プロパティをクリックします。
手順3.プロパティの画面が表示されるので、詳細設定(D)ボタンをクリックします。
手順4.「詳細プロパティ」が表示されるので、①「管理者として実行(R)」にチェックをいれて、②OKボタンをクリックします。
手順5. プロパティの画面を、OKボタンをクリックして、閉じます。
手順6. はい、これで、コマンドプロンプトのショートカットファイルを、管理者モードで起動するように、変更できました。
変更されたショートカットファイルを、ダブルクリックすれば、コマンドプロンプトが、管理者モードで起動します。
※管理者モードで起動するピン留めを作成したい場合、続けて以下を実施します。
タスクバーに、管理者モードで起動するピン留めを作成する
★ 管理者モード用に変更したショートカットファイルを、ダスクバーにピン留めすれば、
管理者モードで起動するピン留めが作成できます。
※注意
管理者モード用のピン留めは、タスクバーには作成できますが、スタートメニューには作成できません。
(作成しても通常モードで起動してしまいます。)
★ 以下の手順をおこなってください。
手順その1. ①コマンドプロンプトのショートカットファイルを右クリックし、②「その他のオプションを表示」をクリックする。
手順その2. メニューが表示されるので、「タスクバーにピン留めする(K)」をクリックします。
手順その3. はい、これで管理者モードで起動するピン留めが作成できました。
作成したピン留めをクリックすれば、コマンドプロンプトが管理者モードで起動します。
補足はこれでおわりです。
7.【windows11】コマンドプロンプト(Command Prompt)を起動する方法(まとめ)
★ 今回、紹介した内容は以下でした。
いろいろな起動方法を紹介しましたが、自分の好みにあった方法を使ってもらえればと思います。
★ あと、パソコンを立ち上げたら、コマンドプロンプトを絶対使うという人は、スタートアップに登録することをオススメします。
PC起動と同時にコマンドプロンプトも起動するので、手間が減ります。
※登録方法は以下を参照してください。
★ 今回の内容が、少しでも役に立った、解決したという方がいれば幸いです。
「【windows11】コマンドプロンプト(Command Prompt)を起動する方法 」はこれで終わりです。
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