SCREENPRESSOの安全性を確かめたい人
安全性って、どうなのかな?
だれか、Screenpressoが安全かどうか教えてよ。
はい、こんなScreenpressoの安全性についての悩みを解決します。
この記事では、Screenpressoか安全なソフトかどうか確認した結果を記載しています。
- この記事はWindowsパソコンを利用している人を対象にしています。
- Macの利用者のかたは対象外。(そもそもScreenpressoをインストールできませんので)
記事を読んだ結果は、以下です。
こんな感じで、バッチリ解決できます。
では、どうぞ。
おりゃー!パワー全開!気合をいれるぜ!
【目次】
1. Screenpressoの安全性を確認してみた【レポート】(はじめに)
★ この記事は、Screenpressoの安全性について、調査した結果を記載しています。
※メモ
Screenpressoは、スクリーンショットを撮ったり、画面の録画を行うためのWindows用のソフト(アプリ)。
Windows標準搭載のSnipping Toolや切り取り&スケッチよりも、高機能なのが特徴。
機能が一部制限された無料版と、制限のない有料版があります。
1-1. 無料ソフトの危険性
★ 無料ソフト(フリーソフト)は便利ですが、以下のような場合もあります。
- ウィルスやマルウェアが仕込まれている。
- 悪意はなくとも、アプリに脆弱性があり、情報漏えいの危険がある。
- 操作ミスなどから、情報漏えいなどの危険が高い。 など
こうした危険な無料ソフトを使っていた場合、個人情報や企業秘密の漏えいなどに繋がることもあります。
★ Screenpressoに、こうした危険があるかという観点から調査を実施しました。
※有料版も販売されているScreenpressoが、無料ソフトといえるかどうかはわかりませんが。
1-2. 結論(Screenpressoは、安全性に問題なし)
★ 今回、さまざまな角度から確認した結果は、以下です。
Screenpressoの安全性は問題なしと判断しました。
1-3. 調査した項目と結果
★ 今回、判断を下すために調査した項目は以下です。
|
問題の有無 |
説明 |
問題なし |
LEARNPULSE SAS(フランスの小規模ソフトウェア企業) |
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問題なし |
目的がはっきりしている(有料版の購入につなげる) |
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問題なし |
特に問題となる情報なし |
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問題なし |
ソフトウェアの更新の頻度高い・脆弱性の情報もなし |
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問題なし |
全体としては問題なし。共有機能(ScreenpressoCloud)は簡単に画像を公開できるので、少し注意が必要。 |
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問題なし |
2Checkout利用(そこそこ有名な決済サービス) |
※アプリの機能について
Screenpressoの共有機能(ScreenpressoCloud)は、使いかた次第では、やや危険。
(画像などをインターネット上に簡単に公開できるので)
大人数に配布する場合は、有料版or企業版を購入し、ポリシー機能で制限することを推奨。
★ 「調査した内容などをもっと詳しく知りたいよ」という人は、次の項へ進んでください。
★ 「結論がわかって解決したから、細かい点はいい」という人は、次の項は読まなくていいかなと思います。
※Screenpressoのインストール方法や、購入の方法についても書いておきました。興味のある人は以下の記事も参照してみてください。
2. Screenpressoの安全性を判断するにあたり、調査した内容
この項では、Screenpressoの安全性を判断するにあたり、調査した項目について、さらに掘り下げて説明します。
★ 内容は以下です。
★ 基本的には、上から順番に、ざっと目を通してもらえればいいのかなと思います。
★ 面倒であれば、興味のある部分だけ読んでもらっても、大丈夫です。
※大人数向けにScreenpressoを配布したい人は、「アプリの機能」は読んでおくことをオススメします。
では、順番に説明します。
2-1. Screenpressoの作成者はだれか?
★ アプリの作者がどういう人(会社)なのかは、アプリの安全性を判断する上で重要です。
※作者が正体不明の人物の場合よりも、マイクロソフトなどの大企業のほうが安全性が高いのは、間違いないですから。
★ そのため、Screenpressoの作成者の確認を行いました。
2-1-1. Screenpressoの作成者はフランス企業
★ ScreenpressoのHPやLinkedinから、確認したところ、作成者は以下の会社でした。
項目 | 内容 |
企業名: | LEARNPULSE SAS |
国籍: | フランス |
創業者: | Benoist J , Jean-Christophe Baey |
設立: | 2012年 |
資本金: | 15,000ユーロ(日本円だと200万円くらい) |
従業員: | 1~10人 |
住所: | 15 rue Théodore de Banville 31200 TOULOUSE FRANCE |
VAT NO: | FR14750658007 |
※従業員数などは少し古い情報の可能性があります。(今はもうちょっと増えているかも)
★ 大雑把にいうと、フランスの小さなソフトウェア企業って感じです。
(社員はみんな、最先端ファッションを着こなし、ワインを片手に、仕事をしているのかも)
2-1-2. 作成者の情報について、裏付けをとる
★ HPに記載されているだけでは、ホントかどうかはわかりません。
一応裏をとっておきます。
最悪、会社が実在していない可能性もあるので。
★ HPに記載されているVAT番号を使って、欧州議会のHPから、存在確認を行いました。
※VAT番号は、会社が政府に登録している付加価値税の支払番号のこと。日本でいう法人番号みたいなもの。
★ 結果は以下でした。(きちんと現地の政府に登録されていました)
★ これで、「LEARNPULSE SAS」という会社が、実在している会社であると確認がとれました。
2-1-3. 作成者の確認(まとめ)
★ Screenpressoの作成者は、
「LEARNPULSE SAS」というフランスの小さなソフトウェア企業(登記済み)でした。
★ 有名な大企業よりは信頼性は低いかもしれません。しかし、よくわからない国のよくわからない会社よりは、よほど高い信頼性がある。
そういうように言えると思います。
そのため、作成者の安全性(信頼性)という点に関しては、「問題なし」と判断しました。
では、次の項目を説明します。
2-2. Screenpresso無料版を配布する目的
★「ただより高いものはない」といいます。
無料ソフトを配布する目的が何かわからない場合は、わかる場合に比べて、安全性は低い。
個人情報を収集するなど、隠された目的があるかもしれません。
そのため、Screenpresso無料版を配布する目的について、確認を行いました。
★ [確認結果]
ScreenpressoのHPをみればわかりますが、無料版を配布する目的ははっきりしているかと思います。
「Screenpresso有料版の購入につなげたい」
機能の制限された無料版Screenpressoを配布して、その中の何人かが、有料版を買ってくれたら、うれしい。
こういう目的で、無料版を配布していると推測できます。
(これは、よく使われるマーケティングの手法です)
★ 日本だけでも、Screenpressoの有料版を購入している人は結構いると思います。
これが世界中で販売されていると考えると、それなりの売上になるのではないでしょうか。
ここに疑わしい要素は特にないかと思います。
★ 疑わしい点も別にないので、この項目も「問題なし」と判断しました。
では、つぎの項目を説明します。
2-3. Screenpressoの安全性に関する、ネット上の評判・情報
★ 安全性に問題のあるアプリの場合、なにかしら、ネット上にネガティブな情報が上がっている場合が多いです。
そこで、Screenpressoの安全性について、ネット上の評判・情報を確認しました。
★ 確認した結果
安全性に対して、注目に値するようなユーザーからのコメントや、ニュースの類のものはありませんでした。
※過去に、ウィルスやマルウェアとして、セキュリティソフトに誤検知されたという情報はあり
★ 具体的には以下のようなキーワードで、グーグルを使って調査。(対象は日本語サイト・英語サイト)
[日本語サイト]
- screenpresso ウイルス
- screenpresso マルウェア
- screenpresso 不具合
- screenpresso 脆弱性
- screenpresso バグ
- screenpresso 評価
- screenpresso 情報漏えい
- screenpresso セキュリティ
- screenpresso 危険
- screenpresso 安全性 など
[英語サイト]
- screenpresso security
- screenpresso safe
- screenpresso risk
- screenpresso virus
- screenpresso malware など
★ Screenpressoの安全性について、ネガティブな情報がネット上になかった。
これはScreenpressoが安全であることを示す良い結果です。
また、Screenpressoは、以下の2点も満たしています。
- ユーザーの数が十分多い
- 最初のリリースから十分な期間、経過している(少なくとも5年以上)
そのため、ネット上にネガティブな情報が上がっていないだけ、実際は問題が起きている、とは考えにくいです。
★ Screenpressoにおいて、安全性について懸念される問題が実際に起きていない。そのため、ネット上にもそのような情報がない。
おそらく、このような可能性が高い。
そういうわけで、ネット上の評判・情報を調べた結果は「問題なし」と判断しました。
では、つぎの項目を説明します。
2-4. Screenpressoアプリの脆弱性についての確認
★ 無料アプリなどのプログラムに、バグやセキュリティホールがあり、そこを悪意のあるハッカーにつけこまれる。
そういうこともあり得ます。
そのため、Screenpressoの脆弱性という観点から、問題がないか確認を行いました。
★ 確認した項目は以下です。
- プログラムが頻繁に更新されているか
- JVN iPediaで脆弱性の情報を確認する
では、順番に説明します。
2-4-1. プログラムが頻繁に更新されているか
★ プログラムが頻繁に更新されているかは、安全性にかかわってきます。
長い間、更新されていない場合、セキュリティ的な問題があっても、改善されず放置されている。
そうしたリスクが懸念されます。
そのため、Screenpressoが頻繁に更新されているかを確認しました。
★ [確認した結果]
Screenpressoのリリース情報を確認すると、かなり頻繁に、プログラムが更新されていることがわかります。
以下のような感じです。(1か月に1度程度、更新されています。)
Screenpressoのバージョン | リリース日 |
2.1.1 | 2022/5/26 |
2.1.0 | 2022/5/24 |
2.0.0 | 2022/4/25 |
1.12.1 | 2022/3/5 |
1.12.0 | 2022/2/17 |
1.11.0 | 2022/1/25 |
1.10.7 | 2022/1/1 |
1.10.6 | 2021/12/7 |
1.10.5 | 2021/10/18 |
1.10.4 | 2021/10/3 |
1.10.3 | 2021/7/29 |
1.10.2 | 2021/7/9 |
1.10.1 | 2021/6/16 |
★ 更新はかなり頻繁なので、この点に関しては問題はないですね。
では、つぎの脆弱性にかんする確認項目を説明します。
2-4-2. JVN iPediaで脆弱性の情報を確認する
★ JVN iPedia(脆弱性対策情報データベース)というサイトがあります。
このサイトでアプリの脆弱性の情報を確認できます。
JVN iPediaは、脆弱性のあるアプリを警告することなどを目的に、運営されているサイトです。運営者は以下。
- JPCERT コーディネーションセンター
- 独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)
今回、こちらのサイトで、Screenpressoの脆弱性に関する情報が掲載されていないか、確認を行いました。
★ 結果としては、Screenpressoについて、脆弱性の情報はありませんでした。
Screenpressoは、ユーザー数も結構多いアプリなので、脆弱性に関する問題が発見されていれば掲載されているはず。
なにも掲載されていないということは、これまで、そうした脆弱性の問題は起きていないという可能性が高いです。
2-4-3. 脆弱性についての確認(まとめ)
★ Screenpressoの脆弱性について、以下の2点を確認を行いました。
- プログラムの更新頻度に問題はないか
- JVN iPediaに脆弱性に関する情報は記載されてないか
★ 結果は両方とも、とくに問題はありませんでした。
そのため、Screenpressoの脆弱性については、「問題なし」と判断しました。
では、つぎの確認項目についてせつめいします。
2-5. Screenpressoアプリの機能に関する確認
★ アプリには、脆弱性などの問題はなくとも、ユーザーの使い方によっては情報漏えいに繋がる機能がついている場合があります。
※たとえば、メールなどは、誤送信で情報漏えいを起こしやすいアプリだといえるかもしれません。
★ こうした情報漏えいをおこしやすい機能が、Screenpressoにはついていないか、確認をおこないました。
2-5-1.【確認結果】ScreenpressoCloudの利用は注意が必要
★ Screenpressoの機能を調べた結果、共有機能の中の「ScreenpressoCloud」は、注意が必要だと感じました。
※ScreenpressoCloudは、画像や動画を、簡単な操作でインターネット上に公開できる機能です。
以下のような感じで画像などを公開できます。
公開にする際に、つぎのようなURLが発行されます。(XXXXXXの部分はランダムな英数字が入る)
- URLの例: https://www.screenpresso.com/XXXXXX
このURLを、共有したい人にメールで送り、WEBブラウザで参照してもらう、というような使い方をします。
(公開された画像や動画は20日経過後、自動的に削除される。)
★ 画像や動画を、簡単にインターネット上に公開でき、参照にはパスワードも必要なし。
非常に手軽に使うことができる反面、個人情報などが記載された画像などをアップロードすると危険です。
(理論上はだれでもアクセスできるので)
2-5-2. ScreenpressoCloud機能への対応策
★ Screenpressoを自分だけしか使わない場合
ScreenpressoCloudで公開したくない画像をアップすると危険、ということだけ覚えておけば問題ありません。
★ Screenpressoを会社の部署単位で使いたい場合
事前に注意喚起をしておく程度で問題ないと思います。
(そもそも、この機能を使う人も多くないでしょうし)
こんな感じで注意喚起
- ScreenpressoCloudで、公開するとマズイ画像はアップロードしないでください。
- そもそもScreenpressoCloudは使用しないでください。 など
★ ただ、それ以上の大人数で使う場合は、「ポリシー機能」を使って、事前に共有機能を制限してしまうほうが無難かなと思います。
(ユーザーが多くなると、管理も行き届きにくく、ITリテラシーの低い人もでてくるので)
- ポリシー機能は、Screenpressoの有料版や、企業ライセンス版のみに搭載。使うには、有料版や企業版のライセンス購入が必要です。
- Screenpresso有料版の購入方法については、以前に記事を書いています。興味のある人は以下を参照ください。
2-5-3. アプリの機能に関する確認(まとめ)
★ ScreenpressoCloud以外の機能については、とくに問題と感じるところはありませんでした。
★ そのため、私の結論としては以下になります。
- 全体としては、アプリの機能については問題はなし。
- ただし、ScreenpressoCloudについては、注意が必要。
2-6. Screenpressoの決済システムの安全性
★ Screenpressoのライセンスを購入する際に、決済が安全に行われるのかという点は気になるところです。
クレジットカード番号を入力して、悪用されたり外部に流出したら、たまったものではありません。
そういうわけで、Screenpressoの決済サービスは安全かについて確認しました。
★ Screenpressoは、ライセンスの購入にかかわる決済に、2Checkoutという外部サービスを採用しています。
(ライセンスは、ScreenpressoのHPから購入できます)
- 2Checkoutは、決済端末などを製造しているベリフォン・システムズという会社が運営している、結構メジャーな決済サービス。
- 2Checkoutの決済サービスを利用している会社は20,000社以上と、かなり多いです。
※たとえば、日本でもそこそこ知られている、テキストエディタのEmediterとか、検索順位チェックツールのRank Trackerなども採用。
とくに、問題のある決済サービスではないかなと思います。
★ そういうわけで、Screenpressoの決済システムについては、「問題なし」と判断しました。
※ただし、つぎの点については、ご留意ください。
- トラブルが起きた際の問い合わせは英語で行う必要あり。
- また、回答が返ってくるまで、時間がかかったりすることもあると思います。
※外国のサポートデスクは、日本人の感覚とはだいぶ異なることが多いので。(日本の会社でも対応がイマイチなところは、めずらしくはないですが)
3. Screenpressoの安全性を確認してみた【レポート】(まとめ)
★ この記事では、Screenpressoの安全性について、確認しました。
結果は以下のような感じです。
結論:問題なし
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問題の有無 |
説明 |
問題なし |
LEARNPULSE SAS(フランスの小規模ソフトウェア企業) |
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問題なし |
目的がはっきりしている(有料版の購入につなげる) |
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問題なし |
特に問題となる情報なし |
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問題なし |
ソフトウェアの更新の頻度高い・脆弱性の情報もなし |
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問題なし |
全体としては問題なし。共有機能(ScreenpressoCloud)は簡単に画像を公開できるので、少し注意が必要。 |
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問題なし |
2Checkout利用(そこそこ有名な決済サービス) |
※アプリの機能について
Screenpressoの共有機能(ScreenpressoCloud)は、使いかた次第では、すこし危険。
(画像などをインターネット上に簡単に公開できるので)
大人数に配布する場合は、有料版or企業版を購入し、ポリシー機能で制限することを推奨。
★ このブログでは、Screenpressoのインストール方法やライセンスの購入方法に関する記事も書いています。興味のある人はご参照ください。
★ 今回の内容が、少しでも役に立った、解決したという方がいれば幸いです。
「Screenpressoの安全性を確認してみた【レポート】」はこれで終わりです。
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